甘口ハカセ
甘口ハカセ競艇解説者
競艇の出走表にあるA1・A2・B1・B2は、選手の「級別」を表している。上からA1、A2、B1、B2の4段階で、過去の一定期間の成績などをもとに決まるランクじゃ。

ただし、A1だから次のレースも必ず勝つ、B2だから実力がない、と決めつけることはできないぞ。この記事では4つの級別の違い、更新される時期、出走表で確認する順番を整理する。初心者向けの競技ルール全般ではなく、このアルファベットと数字の読み方に絞って見ていこう。

競艇の級別は選手を分ける4つのランク

A1・A2・B1・B2の順に見る

級別は、レーサーの成績を一定の基準で分類したものじゃ。最高位はA1級。続いてA2級、B1級、B2級となる。年齢順でも、登録番号の若い順でもない。まずは4つの順序と、選手についての表示だという点を覚えよう。

出典:BOAT RACE公式 級別

公式ガイドではA1級は全レーサーの上位約20%と説明されている。A2級はその次の層、B1級はさらにその次に位置する。ただし、実際の判定には成績以外の条件も関係するため、単純に勝率だけを並べて個人の級別を決め直すことはできないぞ。

出典:BOAT RACE公式 4つの階級

出走表でB2と表示されていても、その文字だけでは理由まではわからない。所属する級と、その選手がそこにいる背景は分けて考えるのじゃ。

選手の級別とレースのグレードは別もの

A1などは選手の級別で、SGやG1などはレースのグレードを表す言葉じゃ。「A1級の選手がG1のレースに出場する」というように、分類している対象が違う。A1とG1を同じ階段の上下として並べないようにしよう。

出典:BOAT RACE公式 SG・G1という表記

級別によって出場機会などにも違いがあるが、個々の大会にはそれぞれの出場条件がある。「A1ならすべてのSGに出られる」とまでは読み取れないぞ。出場資格を知りたい場合は、対象大会の公式案内を確かめよう。

級別は勝率だけで決まるわけではない

勝率は1着になる確率ではない

級別を理解するときは、競艇でいう「勝率」の意味が重要じゃ。公式ガイドの勝率は、着順に応じた点数の合計を出走数で割った数値として説明されている。一般的な会話の「何%勝てるか」とは違うものだぞ。

出典:BOAT RACE公式 レーサーの勝率

たとえば、勝率の欄に6.50と書いてあっても「次のレースで65%の確率で1着になる」という意味ではない。数字の桁を変えて確率に置き換えないこと。これは表示の読み方を説明する例で、特定選手の成績や予測ではないぞ。

全国勝率は一定期間の各レース場での成績、当地勝率はそのレース場での成績を示す。集計する場所や期間が違えば数字も変わるので、級別審査に使う成績と同じものだと決めつけないようにしよう。

事故率や出走回数も審査に関係する

甘口ハカセ
甘口ハカセ競艇解説者
公式の級別解説では、勝率に加えて複勝率、事故率、出場回数などが判定に関係すると案内されている。したがって、勝率が高いという情報だけでA1やA2と断定することはできないのじゃ。

また、審査基準は改正されることがある。実際に公式サイトは2025年の改正で、出走回数の基準やフライングに関する事故点の変更を告知している。古い比較記事の数字を、そのまま今の条件として使わないことが大切だぞ。

出典:BOAT RACE公式 選手級別決定基準の改正告知

本記事では、最新の規程全文との照合ができていない細かな数値基準や例外を一覧化していない。特定選手が昇級条件を満たすかどうかを判断したい場合は、対象の期の公式発表を確認しよう。

級別が変わるのはいつ?審査期間と適用期間

前期と後期は成績を集める時期が違う

甘口ハカセ
甘口ハカセ競艇解説者
公式ガイドでは、級別は毎年1月と7月に更新されると説明されている。ここで区別したいのが、成績を集める「審査対象期間」と、決まった級別を使う「適用期間」じゃ。

出典:BOAT RACE公式 級別審査

左は成績を集める期間、右は決まった級別を使う期間。具体的な月の対応は本文で確認しましょう。

前期として1月から6月に使う級別は、前年5月から10月の成績が審査対象になる。後期として7月から12月に使う級別は、前年11月からその年4月までの成績が対象になる。

「今は7月だから、1月から6月の成績で級別が決まった」と考えると、期間を取り違えてしまう。表示される半年と、評価された半年は同じではないのじゃ。迷ったら公式の級別審査の説明で、対象期間と適用期間の両方を見るとよいぞ。

今日の勝率と今の級別が一致しなくても不思議ではない

ここで架空の選手を例に考えよう。A2級で活動している選手が最近好成績を重ね、直近の勝率が上がったとしても、そのたびに出走表の級別がA1へ変わるわけではない。級別の更新時期と直近成績の更新時期が違うためじゃ。

反対に、A1級の選手が最近のレースで苦戦していても、表示が直ちに変わるとは限らない。「級別は一定期間の審査結果」「直近成績は最近の記録」と分ければ、見かけ上の食い違いを整理しやすくなるぞ。

出走表で級別を見るときの確認手順

選手名・登録番号・対象の期をそろえる

まずは対象のレースと選手を確かめ、その選手の級別欄を見る。別の記事で見た級別と違う場合は、いきなり誤記だと決めず、いつの期の情報なのかを確認しよう。古い記事と現在の出走表を比べている可能性があるぞ。

同じ姓や似た名前を取り違えないよう、登録番号も手がかりになる。BOAT RACE公式のレーサー検索では、名前や登録番号で対象の選手を探せる。公式情報に戻って確認する入口として使うとよいじゃろう。

出典:BOAT RACE公式 ボートレーサー検索

級別のあとに直近成績と当日の情報を見る

級別を確認したら、最近の着順など、より新しい情報を別に読む。さらにレース当日は展示や機材の情報も確認する。級別だけで当日の着順を決めつけず、過去の審査結果と今回の条件を分けて観察するのじゃ。

級別だけで結論を出さず、直近の成績や当日の情報を分けて確認します。的中や利益を保証する手順ではありません。

確認メモには「級別」「直近成績の対象期間」「当日の展示で気になった点」を分けて書くと整理しやすい。印象だけで「A1だから安心」と済ませず、どの情報を根拠にしたのか説明できるようにしよう。

展示やスタートの確認方法を知りたい人は、当サイトの関連解説も参考にしてほしい。級別の記事では、スタートの細かなルールまでは広げず、情報の役割を分けて読むところまで押さえるぞ。

関連記事:競艇のスタートと展示の見方

級別についてよくある疑問

A1級なら必ず勝てる?

必ず勝つという意味ではない。級別は審査期間の成績などによる分類であり、次の一戦の結果を保証する仕組みではないぞ。A1という表示だけで、舟券の的中や利益まで約束されるわけではない。

B2級は新人だけ?

B2という表示だけで新人と判断するのは早い。級別は年齢やデビュー順だけで決まる分類ではないためじゃ。経験を知りたいなら登録期などを別に確かめ、B2になった理由が確認できない場合は推測で言い切らないようにしよう。

勝率がいくつならA1級になれる?

毎期共通の勝率の数字を1つ覚えるだけでは判定できないぞ。成績の順位に加えて他の審査条件も関係する。「ボーダー」という数値を見るときは、何年の前期・後期か、途中集計か確定した発表かを確認しよう。過去の目安を現在の確定基準として扱わないことが大切じゃ。

まとめ 級別は過去の成績を読むための手がかり

競艇の級別はA1・A2・B1・B2の4段階。覚えておきたいのは、選手の分類であること、勝率以外の条件も関係すること、審査対象期間と適用期間にはずれがあることじゃ。

出走表を開いたら、対象の選手と期を確かめてから、直近の成績や当日の情報を見る。舟券を買わずに表示と結果を見比べるだけでも学べるぞ。ランクの高低だけで結論を出さず、それぞれの数字が何を表すかを理解していこう。